2019.08.02 00:30やさしい哲学浮き名 椎名林檎篇「やさしい哲学」書き上がりました。ゆ1.やさしい哲学 1 / 5 今、なぜか崖を登っている。到着してからは惑星ゲートに連なるロビーにとどまっていた。他に人もなく、ロビーの中央には浅い懐古か、根を張った植物が天井を突いて首を方々にもたげ、枝から垂れ下がる葉を揺らしてeggtreeplanet1.やさしい哲学 2 / 5そのような折、懇談会で内包二元の雑談があった。それは内包以前であるところの懐古二元の前振りで、いくつかの雑談を重ねてのち、その日の題目となった。懐古二元が本日のメインディッシュというわけだ。題目が決まeggtreeplanet1.やさしい哲学 3 / 5「摂理を考えてごらんよ」あるとき主義者の一人が情報を提示してくれた。「グリッドですか?」質問に対し聞き返すと、その主義者は目を細めゆっくり首を振った。「物理現象の話をしてはいないよ。私は懐古主義者であeggtreeplanet1.やさしい哲学 4 / 5今、自分が登っている崖はひどく屹立している。この崖がいったい時間指標と何の関わりがあるのか皆目理解に至らない。だいたい螺子が欠けて螺旋の外に飛び出し、惑星として実在するなど、一般教養にそのような記述をeggtreeplanet1.やさしい哲学 5 / 5幼い頃に解放ドームで、ホログラムではあったが原っぱを体験したことがある。印象に残り、今でも時折スクリーン検索をかける。それは憧憬という懐古品詞でかたどられる感情体験で、だから私は懐古マニアなのかもしれeggtreeplaneteggtreeplanetいつかの私が探したときには見つけることができなかった桜の木。しかし今の私は至極簡単にその木にたどり着くだろう。 ゆ「繋がれた部屋」より eggtreeplanetmrkmicx村 上 海 図フォロー2019.08.02 05:00Peter Kronschnablさん2019.08.01 21:00小林武史さん0コメント1000 / 1000投稿
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